たまたま本屋さんで見かけて手にとった
どのような道筋を経て、現在の仕事に至ったのか、さらには、やりたいことを実現するにはどうしたらいいのか
を33人の女性にインタビューされている、「これが私の生きる道!」という本。
実際の経験から語られる言葉はすごく心に響いて、学びが多く、こういう本はついつい買ってしまう。
義父が他界して、ひとり元気がない義母を見て、「何か生き甲斐はないものか」というところから、「高齢化が進む日本で、何歳になっても自分の得意なことで社会に参加できる仕組みを作る」女性とか。
足が痛くならないパンプスが見つからず、病院を回ると「パンプスをやめて、運動靴を履きなさい」と言われる。それは正論だとわかってる。けどそうじゃない、と自分で痛みなく履けるパンプスを作ってしまう女性とか。
3つの仕事を抱えて、「本業はどれ?」と聞かれて「副業なんてひとつもない。どれも本業」と答える女性とか。
本から学んだこと
やりたいことを見つけるには?
・人を変えるのって、環境と人に会うこと。携帯やパソコンの中だけだと、自分の興味のあることしか調べない。外に出ていろんな人の話を聞くと、自分が思ってもみなかった考え方や、価値観に出会える。
どうやって仕事にしたのか?
・本気でビジネスにするには、「誰に届けたいか、誰の役に立つのか」まで考えること
これからの時代、仕事をする上で大切なことは?
・なんでもネットで買える時代だからこそ、人の温もりや情熱が求められているなあと常々感じます。
人生で影響を受けた言葉は?
・100点を取るためには120点を取るくらいの努力をしなくてはいけなかったんだ、とハッとしました。
これから何かを始めたい人へのアドバイスは?
・大切なのは、整わなくても動く勇気
・女性は自分でなんとかしなくちゃと抱え込む人が多いのですが、もっと周りを頼っていい
・誰かのために夢中になれることなら、人は爆発的に行動できる
私にとっての、アフターコロナの働き方
確かに、もう自分のために頑張るのはしんどい。
歳を取ってくると、誰かのためにしか頑張れなくなってくるのかな。
それが誰であってもいいので、誰かのために頑張りたいと思う。
トリプルワークをして「どれも本業」の女性、新しい働き方だなあと思った。
自分には体力的に厳しいけど、収入源が複数あり、それぞれでリフレッシュできるだろうし、かつやりたいことを全部やって一切後悔がないだろうな、と羨ましく思う。
「副業」であっても「複業」であってもどちらでもいいので、真剣に考えたい。
そして、もう仕事だけが人生のような生活に戻りたくないな、と思った。
若い時にはそういう経験も貴重だと思うけど。
でももう若くないし、人生一度しかない。少し遅いけど、今からでも自分なりの幸せ、自分なりの人生を味わいたいな、と思います。
あなただけの、幸せな未来につながる働き方が見つかりますように。
誰にとってもベストな「こうなったら幸せ」のモデルプランは、令和の今はないんだろうな。
幸せの形は人それぞれ違うからこそ、自分にとっての本当の幸せの形に気づいて、それを取り入れる勇気と行動力を持てた人から幸せになっていくんだと思う。